台湾・台北周辺のちょっとマニアックな観光スポット11選!

台湾・台北はとてもいいところです。いわゆる観光地以外にも魅力的な場所がたくさんあります。日本の大学を卒業後、現在台湾へ留学中の私がおすすめする、ちょっと渋い(マニアックな!?)観光スポットをご紹介します。

台北で中国各地の料理をいただく~国共内戦の美味しい爪痕

      2016/09/05

1945年の中国。終戦も束の間、国民党と共産党の内戦が激化します。そして1949年末、蒋介石率いる国民党政府は台湾へ撤退します。この間軍人や知識人、料理人など合わせて百万から二百万人もの大陸人が台湾に避難しました。これが今に至る台湾問題の始まりです。

難しい話ですが、重点はこれです。

「料理人が台湾に避難しました」

もう一度言います。

「料理人が台湾に避難しました」

そうです。台湾には中国各地の料理が根付いているのです。そこで今回は台湾台北で食べられる中国各地の料理をご紹介します。

台湾料理

まず台湾における大陸料理の定着具合を示す象徴として南門市場があります。

中正記念堂駅のすぐそばにあるこの市場は古くからこうした大陸出身者(外省人と呼ばれます)のご用達でした。浙江省や江蘇省、湖南省、福建省福州地域等の食材が並んでいます。

ここで一番目立つのは店先に吊られている肉製品でしょう。浙江風や広東風のソーセージ、ハムなどです。台湾のソーセージ(香腸)はほんのり甘いのですが、浙江風(臘腸)は塩気が強くお酒によく合います。

同じく浙江省の名物で、高級中華のスープに使われる金華ハムも売っています。小さいものだと60元(約200円)からあるのでお試し用やお土産にぴったりです。

また浙江省湖州のちまきもこの市場の名物です。湖州ちまきは台湾ちまきとは異なり椎茸やピーナッツを入れないため、ストレートに米と肉の味だけで勝負しています。素朴ながら力強い味わいに大満足です。

この他福建省福州風の魚すり身団子や光餅と呼ばれるベーグルのようなパンもお勧めです。
蒋介石の専属料理人が足繁く通ったというぐらいですからこの市場に外れはありません。

もちろん大陸料理を出すレストランもたくさんあります。
台湾名物としてガイドブックに必ず紹介されている牛肉麺もその一つです。実は台湾にはもともと牛肉を食べる習慣は無く、牛肉麺も戦後に外省人が広めた料理です。
現在台湾では山東風やトマトを使った山西風などが普及していますが、他にも様々な変種があります。

市政府駅四番出口周辺は密かな牛肉麺激選区です。このあたりは上海風や浙江風が多いようです。四番出口を出てすぐの路地入り口にあるのが上海市餃子館です。
名前の通り上海風の水餃子や焼き餃子がメインですが、牛肉麺も同じぐらいよく売れています。
ここの牛肉麺は均等な太さで綺麗に製麺されており、北方風の手延べ麺とは違った歯応えです。また具には普通の牛肉の他に牛スジ肉も選べます。

牛肉麺

路地ではなく大通り側へ行けば小樂天餃子館があります。ここも餃子と牛肉麺の店ですが、この店の牛肉麺もスープにお肉の味がしっかり効いていて美味です。

マイナーどころではウイグル料理もあります。有名な観光地永康街の近くにある鴻疆石は台北でも珍しい本格的なウイグル料理店です。
ウイグルといえば羊。羊の串焼きは外せません。孜然という香辛料がたっぷりかかっており、匂いが食欲を掻き立てます。辛くはないのでご安心下さい。
生野菜のサラダまで孜然味です。これならいくらでも野菜を摂れそうです。この他羊の炒め物や羊のピラフなど丸ごと一頭ぐらい食べそうな勢いで羊が出てきます。どの料理もしっかり特徴があって羊に飽きることはありません。

このように台湾には想像以上に中国大陸の料理が定着しています。台湾の歴史、社会を料理から学ぶ、こんな台湾旅行もいかがでしょうか。

 - 未分類